冬の京都での着物レンタルする際に|寒さ対策はどうする?
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着物を着て京都観光をしようと考えている男性の中には、「着物を着る機会が普段あまりないから、スマートに歩けるか心配…」と不安な方が多いと思います。
そこで今回は、男性が着物を着る際に気を付けたほうがいいポイントと、歩く際のコツについてご紹介いたします。
着物を着ると、とても歩きづらく感じる方がいらっしゃいますが、これは歩き方を工夫することで簡単に歩けるようになります。
男性は女性に比べ、歩幅が大きいと思いますが、和服を着る際には歩幅を狭く、水平に歩くように心がけましょう。
また、上半身や腕をあまり動かさないようにすると着崩れしにくいです。
着物を着る際には、草履や下駄を履くため、鼻緒を足の親指と人差し指で握る必要があり、地面を指先で支えるように歩くことを意識しましょう。
着物を着た際に、ひざを少し左右に曲げて、襦袢と着物にゆとりをもたせると歩きやすくなります。
歩く際の姿勢は、腰から上をまっすぐにするとスマートに見せることができます。
階段を上り下りする際は、裾を踏まないように注意しましょう。
裾が長いようであれば、右手で着物を少しつまみ上げ、階段を上がるようにします。
上るときは足裏を三分の二ほど、降りるときは足裏全体を階段に接するようにすると安全です。
男性がトイレを使用する際は、帯をウエスト部分まで引き上げ、着物の裾と、襦袢の裾をそれぞれ左右片手ずつで持ち上げます。
襦袢で着物を包むようにし、両脇にはさみ、下着をおろして用を足します。
この時、羽織は脱いでかける場所があればかけておきましょう。
用を足したら、下着類を上げて、襟合わせが崩れていないか確認しながら襦袢と裾を重ねなおしましょう。
帯の位置を元の低い位置に戻します。
また、手を洗う際にシンクに袖がふれて汚れてしまわないように心がけましょう。
着物を着て食事をとる際には、袂に注意しましょう。
コップを取ったり、料理を取ったりする際に手を伸ばすときは、片方の手で取る動作をするほうの手の袖口をおさえておきます。
テーブルとの距離は、こぶしひとつ分ほどあけると良いでしょう。
今回は、男性が着物を着る際に気を付けたほうがいいポイントと、歩く際のコツについてご紹介しました。
どうしても、男性は女性と比べて着物を着る機会が少ないため、実際に着るときに所作について不安ですし、慣れませんよね。
今回のブログ記事で、事前に少しでも着物を着た時のマナーやコツについて学び、京都での着物観光が楽しい思い出になりましたら幸いです。